第34怪『Good Times Bad Times』
- 2023.01.09
- 未分類
- Magical Lizzy Band, RANGSTEEN, Ready Bug, TEARDROPS, The Beatles, THE BEGGARS, THE FOOLS, ウィスキーズ, カノン, シーナ&ロケッツ, ジョージ, すばらしか, ねたのよい, マンホール, よもヤバ話, ローリンストーンズ, ロックバンド, 久保田麻琴, 伊藤耕, 山口冨士夫, 環七ジェット, 藻の月, 青木真一, 高円寺, 高円寺バンド, 鮎川誠
新年も2週目となると
今年は何をしようかと考え始める。
毎年考えるのだが、
4週目には全て忘れている事が多い。
(ボケジジイか!?)
若い頃は夢と希望に見栄が重なり、
けっこうな目標を設定したりするのだが、
人生もベテランになってくると、
まずは健康であることに感謝したりして
ついつい刹那的に喜んでしまうのだ。
新年の新聞記事を見ると
『時間』には2種類あるという。
『社会的な24時間』と『自分の時間』だ。
自分の時間を奪われるのはしゃくだが、
この社会に暮らす限りは仕方がない。
タイムパフォーマンス
(時間あたりの効果や満足度)
が重要な時代になったのだな、と思う。
デジタル化が進み、情報の渦の中で、
世界中のリアルタイムが覗けるので、
自分が満足する立ち位置を見つけるのが
難しくなったのかも知れない。
そんな事を思いながらバスに乗った。
今夜は藻の月のジョージが
『ねたのよい』に入って
ギターを弾くというので、
楽しみに出向くのである。
『ねたのよい』といったら、
僕の知る限りここらでいちばんのヒッピーな輩たちだ。
たぶん、タイムカプセルに乗って
″60年代″から抜け出してきたのだろう。
違法な存在感の4人組は
得体の知れない雰囲気をかもし出している。
バスと電車を乗り継ぎ笹塚で降りた。
目指す『ヘビーシック』は
意外と離れた商店街の一角にあった。
すでに『環七スピードキャッツ』が始まっていて、
華のあるイカしたサウンドを放っていた。
店内は新年早々満杯の大盛況、
女性4人組バンドはたいへんな人気があるようだ。
時々『藻の月』のステージにも
参加してくれる″トモコジェット″が良い。
いや、それぞれが個性的で魅力的なのだ。

しばしのインターバルの後、
ハウリングと共に『ねたのよい』が登場した。
薄暗い赤ライトに染まったステージで、
″戦争反対!″を叫ぶヒッピーたち。

やはり彼らは
60年代から現れたのだと思う。
そのサイケでハードなサウンドといい、
腰まで届く長髪をくねらせながら
黙々と演奏する姿といい、
とぉい昔にタイムスリップして
何処かの小屋に迷い込んだ錯覚に襲われるのだ。





そんななかでのジョージも
演奏を楽しんでいる風であった。
さすがにヒッピーには見えなかったが。

次のステージは『RANGSTEEN』。
ここで彼らに出会えたのはラッキーだった。
スリーピースからおりなす
タイトで歯切れの良いサウンドが気に入っている。
青ちゃんの『フラフラ』を倍速で演奏してくれるのだ。
雲の上から見ている青ちゃんが、
呑んだくれてフラフラに
なっているのを想像すると楽しかった。
つい数日前、誕生日だったからね。

店のラウンジのようなスペースで
ジョージたちとしばし呑んだ。
「今年もよろしく」ってやつである。

さて、新たな年が始まった。
時の定義は地球の自転に基づいている。
24時間で1回転するとして、
その8万6400分の1が1秒なのだ。
ところが自転する速度が
潮の満ち引きの摩擦などにより、
微妙に変動することが分かってきたという。
それを“うるう秒”というのだとか。
それはいつ起こるのか?
ということよりも、
楽しい時間はあっという間に過ぎ、
暗い時間は途方もなく永く感じる。
″Good Times Bad Times″である。
どちらも大切な自分の時間なのだ。
どなた様もそれぞれの時間を大切に、
楽しい1年を過ごせるようにお祈りいたします。
今年もよろしくお願いします。
(2023/01/09)
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